从《心》看夏目漱石的“则天去私”思想
[摘要] 通过夏目漱石的小说探究其“则天去私”思想,是研究则天去私的重要方法。在漱石名作《心》中也可找到重要线索。《心》是漱石去除私欲,摆脱命运支配的试验场,“则天去私”作为与命运抗争的指导思想出现。“天”作为一种外力,将帮助求道者去除“私欲”,摆脱命运控制。
[关键词] 私欲 自我本位 则天去私 命运对决
“则天去私”是日本文豪夏目漱石晚年的重要思想,但漱石对则天去私没有进行过系统论述。目前对则天去私的研究主要依据漱石弟子的相关回忆。据松冈让的《漱石先生》,夏目漱石于1916年11月2日首次提到“则天去私”。
漸く自分も此頃一つのさういつた境地にきた。『則天去私』と自分はよんで居るのだが、他の人がもつと他の言葉で言ひ現はしても居るだろう。つまり普通自分自身といふ所謂小我の私を去つて、もつと大きな謂はば普通的な大我の命ずるまゝに自分をまかせるといつたやうな事なんだが、さう言葉で言つてしまつたんでは尽くせない気がする。その前へ出ると、普通えらさうに見える一つの主張とか理想とか主義とかいふものも結局ちつぽけなもので、さうかといつて普通つまらないと見られてるものでも、それはそれとしての存在が与へられる。つまり観る方からいへば、すべてが一視同仁だ(高田1974:34-35)。
其中,“普通自分自身といふ所謂小我の私を去つて、もつと大きな謂はば普通的な大我の命ずるまゝに自分をまかせる”作为则天去私的基本含义争议不大。但对“天”与“私”的意义,“则天”与“去私”的关系等问题,目前尚未成定论。
Viglielmo指出,则天去私是夏目漱石的哲学思想,但漱石本身不是哲学家,而是艺术家,则天去私思想只可能是暗示的,他认为读者的任务便是从漱石小说中寻找答案。离开了漱石小说,则天去私本身是不存在的。可见,考察漱石小说是研究则天去私的重要途径。
很多学者从《明暗》出发,冈崎义惠等则从《草枕》出发探求则天去私。但截至目前,将则天去私与漱石大作《心》相联系的观点却并不多见。实际上,漱石弟子小宫丰隆就认为《心》是通向则天去私之作(佐藤泰正1986:316)。他指出“从《心》中可以清晰地看到漱石‘则天去私’人生观的发展。”